熊本県産業教育振興会と包括的連携協定を締結しました

地域

2018.11.19

 11月19日(月)、本学と熊本県産業教育振興会は包括的連携協定を締結しました。

 熊本県産業教育振興会は、熊本県の産業界と専門学科を持つ高校とが連携を図り、産業教育の振興と県産業の発展への寄与を目的に1957年に発足した組織です。2018年11月現在、152の法人、41の学校(農業・工業・商業・水産・家庭・看護・福祉の専門高校および総合学科高校)が加入しており、地域創生を念頭においた産業教育のあり方の検討、専門高校と産業界、地域社会との連携体制の確立、グローバル人材や産業界のニーズに対応できる人材の育成、若者の地元定着などを促進する活動を行っています。

 このたびの協定は、本学と熊本県産業教育振興会が交流・連携を深めることにより、教育の充実および発展を図り、地域社会や地域の産業に貢献する有為な人材の育成に寄与することを目的としたものです。本学がこれまで行ってきた高校への出張講義や、高校生の大学への講義参加のさらなる充実、大学生と高校生の交流の活発化や共同研究、高大連携・接続を含む教育上の諸課題の解決に向けた情報交換などにおいて協力関係を深めます。また、産業界と大学・高校の連携強化により、実務系教育への相乗効果、地域の活性化などが期待されます。

 調印式は、熊本県産業教育振興会が主催する平成30年度の「産学懇談会」(会場:くまもと森都心プラザ プラザホール)のなかで行われ、幸田亮一学長と振興会の足立國功会長(熊本ソフトウェア株式会社代表取締役社長)、森山大介理事長(熊本県立熊本農業高等学校校長)が協定書に調印し、固い握手を交わしました。

 調印に先立ち足立会長は、「いかにして熊本に若者を残し、地域を盛り上げていくかは我々が抱える切実な課題。高大連携・高大接続の枠を超えて、より地域社会に根ざした、高校生と大学生との協働研究などを振興会全体で後押しできればと考えている。県内就職率が高く、地元に経営者を最も多く輩出している熊本学園大学との連携を、その足がかりとしたい」と協定締結の経緯や内容を述べました。幸田学長は、「このような機会をいただき光栄。本学では、地域を支え、地域の中核となる人材を育成しており、専門学科を持つ高校からも多くの入学がある。今後はさらに地域の産業と高校、大学の連携を進めていければと思う。産業の発展に欠かせないマーケティングやマネジメントを専門に教える大学として、その視点や強みをいかしていきたい」と挨拶しました。

 本学はこれまで、熊本県内の11市町・2団体・1大学、および全国の6大学間で1件の包括的連携協定を結んでおり、熊本県産業教育振興会との協定締結は16例目となります。

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