高大連携事業の一環で御船高等学校の高校生が来学

2021.03.03

 熊本県立御船高等学校普通科の2年生23名が2月26日(金)、高大連携事業の一環で本学を訪れました。

 同校では「総合的な探究の時間」で、『誰もが住みやすい社会にするための、社会の課題を解決する活動や取り組み』をテーマに、世の中をよりよいものにするしくみづくりの提案に取り組んでいます。そのなかの、「アプリケーションを使った食品ロス削減」「子育て家庭が生活しやすい社会づくり」について、情報収集・分析で生じた疑問を専門家に聞くことを目的に、今回の訪問が行われました。

 「特別講座」として生徒から寄せられた質問に答えたのは、情報通信工学が専門の得重仁商学部教授と、保育・児童家庭福祉が専門の上原真幸社会福祉学部講師。「アプリケーションを使った食品ロス削減」に取り組む生徒たちに得重教授は、提案における前提条件やターゲット設定の重要性に触れたあと、関係者に広く意見を求めるための電子アンケート実施の有効性や活用方法について解説。「子育て家庭が生活しやすい社会づくり」を担当した上原講師は、子育てにまつわる近年の社会状況について統計を用いながら説明。保護者や保育従事者だけでなく、社会全体で子育てを支援する体制の重要性を語りかけました。生徒たちは終始メモを取りながら、教員の話に耳を傾けていました。

 特別講座終了後、入試課スタッフが本学の学びや学生生活について紹介。その後「新1号館 みらい」や付属図書館の施設見学も行われました。

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