陸上競技部の冨永幸佑選手が学長を表敬訪問しました
2025.12.02
11月28日(金)、本館3階特別会議室にて、「第25回夏季デフリンピック競技大会・東京2025」陸上男子4×100mリレーで金メダルを獲得した陸上競技部の冨永幸佑選手(経済学科4年)が学長を表敬訪問しました。冨永選手は予選・決勝ともに第2走者として出場。スピードとバトンワークが求められる重要区間を任され、チームの力を最大限に引き出す走りを見せました。その結果、日本チームは見事、金メダルを獲得しました。
まずはじめに冨永選手は今回の競技を振り返り、「中学に入る前、陸上をはじめる前から、『デフリンピックに出てメダルを取りたい』という気持ちがありました。これまで、いろいろ苦しいこともありましたが、一生懸命練習を重ねてきました。つらいことがあっても負けず、努力を続けてきた結果、金メダルを獲ることができました」そして、ともに練習してきた陸上競技部の仲間や大学関係者の応援について問われると、「聞こえる方々も筆談などで丁寧にコミュニケーションを取ってくださり、温かく迎えてもらえてとても嬉しく思いました。陸上の仲間と一緒に練習に取り組むだけでなく、学業にも一生懸命努力してついていくことができました。すべての仲間に心から感謝しています」と手話で感謝の思いを伝えました。
続いて、陸上競技部の高橋恭平監督は「壮行会では『メダルを持ち帰ろう』と話しましたが、こうして金メダルを手に帰ってきてくれたことをとても嬉しく思います。デフリンピックはまだ認知度が低く、陸上競技会のなかでも十分に知られていない状況です。今回の100周年記念大会が東京で日本初開催となり、彼が活躍したことは、デフアスリートや彼に続く子どもたちに勇気と感動を与える大きな貢献になったと思います。これからも競技生活を続けていくとのことなので、引き続き応援していきたいです」とコメントしました。
林裕学長からは、「壮行会の折には、『ぜひメダルをめざしてください』とお伝えしましたが、こうして一番良い色のメダルを持ち帰ってくれました。これは本人の努力の結果であり、監督をはじめ支えてくださった方々のお力の賜物でもあります。大学としても大きな誇りです。今回の成果を一つの通過点として、これからもさらなる高みをめざし努力を続けてほしいと思います」と祝辞を述べ、冨永選手へ花束が贈呈されました。
