デフリンピックメダリストによるフリートークショー&デフスポーツ体験会が開催されました

2026.02.25

 2月19日(木)、熊本県主催による「東京2025デフリンピックメダリストによるフリートークショー&デフスポーツ体験会」が、本学付属図書館AVホールおよび大江グラウンドにて開催されました。本学の冨永幸佑選手(経済学科4年)をはじめ、熊本県ゆかりの選手としてデフサッカーの湯野琉世選手、中尾悠人選手が登壇しました。本イベントは、パラスポーツやデフリンピックへの関心を高めるとともに、聴覚障害への理解促進を目的として実施されたものです。当日は、トークショーに約60名、スポーツ体験会に約30名が参加しました。

 フリートークショーでは、メダル獲得時の率直な思いや、競技生活のなかで壁にぶつかった際の葛藤とその乗り越え方について、選手それぞれが語りました。参加者からは、各国で異なる手話を用いるなかでのコミュニケーション方法や、聴覚障害のある選手同士でスポーツを行う際に大切にしていることについて質問が寄せられました。これに対し、登壇した選手たちは「海外の選手は表情が豊かで気持ちをくみ取りやすい」と語り、手話は国ごとに異なるものの、動作を手がかりに互いに教え合いながら理解を深めていたと当時を振り返りました。さらに、競技において大切にしていることは、「仲間を信じること、団結することが結果につながった」と述べました。

 続いて会場を大江グラウンドへ移し、陸上教室とサッカー教室によるデフスポーツ体験会が行われました。参加者は耳栓を着用し、音のない環境でスポーツを体験。冨永選手による陸上教室では、ラダーを用いたウォーミングアップを参加者とともに行ったほか、光でスタートを知らせる「スタートランプ」を使用して、スタート練習も実施されました。実際に走りながら良い例と改善が必要な例を示し、丁寧に指導しました。

 また、湯野選手と中尾選手によるサッカー教室では、デフサッカーの特徴について説明がありました。主審が旗を用いて合図を送ることなどが紹介され、あわせて色や数字の手話を取り入れた練習メニューも行われました。選手からは「音がないなかでボールばかりを見ていると指示に気づけないため、顔を上げて周囲を見ることを意識してほしい」とのアドバイスがありました。参加者は体験をとおして、視覚情報を頼りにプレーする難しさとその重要性を学びました。

SHARE: