KUMAGAKUスポーツ「デュアルキャリアセミナー」が開催されました

学び

2025.03.05

 2月26日(水)、4号館431教室で体育系の全サークルを対象としたKUMAGAKUスポーツ「デュアルキャリアセミナー」が、スポーツ振興センター主催で開催され、約90名の2年生が参加しました。これは、大学でスポーツに取り組む意義を改めて見つめ直し、今後のキャリア選択にいかすことを目的としたセミナーで、一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)の提供するプログラムの一環として実施されました。

 UNIVAS組織運営部の宮本真衣氏による開会の挨拶で「皆さんは大学生活のなかで、試合や試験に向けて目標を設定し、計画を立て、実行する力を養っています。その力は社会に出てもいかせるものです。今回のセミナーを通じて、ぜひ将来に向けたヒントを得てほしいです」と述べ、セミナーがスタート。株式会社マイナビアスリートキャリア事業部の大瀬将之氏が講師を務めるなか、まず、アイスブレイクとして「本気のあっち向いてホイ」が行われ、学生たちは楽しみながら緊張をほぐしました。続くグループワークでは、「主体性」や「今後チャレンジしたいこと」について各グループで意見を交わし、個人ワークでは「自分の強みと弱み」「競技を極めるための4つの目標」を整理しながら自己理解を深めました。

 大瀬氏は「変化が激しいVUCA時代*において、個々の多様な経験や知識が重要視されている。スポーツで得た経験を自分の強みに置き換え、スポーツ以外にも自分を表現できる強みを持つことが大切。スポーツにおいても、就活においても、目標を明確にすることで必要な行動が見え、自主的な行動となり、その過程が自信につながる」と語りました。

 参加した筒井健太さん(社会福祉学部 福祉環境学科2年)は、「今回のセミナーを通じて学んだことを、自分の就職活動や今後の取り組みにいかしていきたい」と振り返りました。川口大賀さん(社会福祉学部 ライフ・ウェルネス学科2年)は、「これまで自主性について深く考えたことはなかったが、このセミナーを機にその重要性を実感した。今後の行動にいかしていきたい」と意欲を見せました。

*VUCA時代…「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」の頭文字をとった言葉であり、先行きが不透明で、将来の予測が困難な状況を意味する

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