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経済学部

明日の社会を見据え、経済問題を解決できる人材へ

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経済学部

FACULTY OF ECONOMICS

学部長挨拶
経済学の理論と実証分析をベースに総合力を獲得。
社会動向に応え、地域課題を解決できる人材を育成します。
経済学部長

坂上 智哉

Tomoya Sakagami
日々の暮らしに関係するすべてが経済学の対象

 「経済学」、みなさんはどのようなイメージを持っていますか?

 「経済=お金だから、お金を稼ぐ方法を学ぶ学問」だと思っている人もいるかもしれません。しかし現代の経済学はお金に限らず、私たちの日々の暮らしに関係するすべてが、その対象になっています。法制度といった大きな社会的枠組みに関する問題から、恋愛や人間関係といった身近な問題まで、幅広いテーマが経済学の対象なのです。

 そして経済学では、政府や企業、そして個人にとっての最適な政策や戦略を明らかにすることができます。経済学の理解を深めることで、日々の買い物だけでなく就職や結婚といった重要なライフイベントでの意思決定を「場当たり的」なものから、より意味のある意思決定に高めてくれるはずです。

 さて、本学の経済学部は1967年に開設され、2022年に55周年を迎えました。学部開設以来、現在まで「師弟同行・自由闊達・全学一家」という「建学の精神」を教育の基本理念とし、現代の経済学を中心に、地域、法律、国際、情報に関連する專門知識と豊かな教養を備えた地域社会に貢献できる有為な人材を多数輩出してきました。

現代社会に求められる総合力が身につく多彩なカリキュラム

 経済学部の魅力はなんといっても総合力の獲得と向上にあります。まずは経済学の理論と実証分析の方法を学ぶことができます。この知識を基礎に、地域、国際、情報、そして法律など多彩な関連分野をカバーします。さらに、学外研修、国際インターンシップ、そして多彩な社会人講義などを通じて現代社会に求められる総合力の獲得をめざします。また、英語による専門の講義、留学生との交流から学ぶ比較文化、コミュニケーション能力の向上のための講義などもカリキュラムに組み入れています。

 経済学科は2年次から「現代経済専攻」「国際経済専攻」「地域経済専攻」の3専攻にわかれ、専門性を高めます。リーガルエコノミクス学科は、法学分野をより強化したカリキュラムに刷新し、「行政・公共政策分野」と「市民・ビジネス法分野」の2つの履修分野を設けてめざす将来像に向けて学びを深めます。

専門知識と実務・実践力を武器に地域経済の発展に貢献できる人材に

 地域社会に貢献できる人材として求められているのは、専門の知識と実務・実践力です。経済学部では実務・実践を指向しつつ専門を深めるためのコース教育を提供します。公務員や経済・法律のプロをめざす学生には「経済学スキルアップコース」と「リーガルスキルアップコース」、国際的な活動に取り組むことで就職力を高めたい学生には「グローバル人材育成コース」、金融分野への就職をめざす学生には「金融スペシャルコース」を用意しています。また、データサイエンスと経済学の融合を目的とした実践的な「経済分析コース」も新設しました。

 さらに、企業、自治体、地域団体などの視察を通じて地域活動をより身近に感じ、地域経済・社会の課題を理解することを目的とする「フィールドワーク演習」も開設しています。

 また、研修やインターンシップ、資格取得、公務員試験の合格など優れた取り組みをした学生の報告会、卒業生や学外実務者などの講義・講話などを行うことによって、学生のキャリアアップの意識と意欲を高めることを目的とする「キャリアアップセミナー」の時間も設けています。

 本学部の教員は一つの地域・大学に偏ることなく日本全国、そしてアメリカ、中国、韓国、ミャンマーなど国籍も多彩な教員で構成されています。多様な専門の教員が少人数で行う人間教育も魅力です。

 経済学部は、社会の動向とニーズに応えるための進化、教育内容の充実化に果敢に取り組んできました。地域に根ざし、ともに学びながら、地域社会の発展に貢献できる人材の輩出という責務を果たすため邁進しています。大学を卒業したときに、「本当にこの経済学部に来てよかった」という感慨を持てるような意義ある時間を過ごしてもらいたいと思います。皆さんの入学を期待しています。

       
学科紹介

ものごとを経済学の視点で捉え、世界や地域が抱える課題を解決する力を育みます。

経済学と法学にわたる複眼的思考力を養い、リーガルマインドをもった職業人へ。

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  • 市民・企業法分野
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