復興庁主催「第4回共創イベントin熊本」で経済学部学生が活躍

経済学部

2017.10.11

東日本大震災で被災した岩手県大船渡市と、熊本地震を経験した県の交流を進め、地域復興策を考えるワークショップが9月30日~10月1日までの2日間開催されました。「第4回共創イベントin熊本」は、復興庁が大震災の被災地と全国の交流を図る「共創力で進む東北プロジェクト」の一環で、経済学部が協力した。

経済学部の学生ら約70名が参加。大船渡からは日本有数の水揚げを誇るサンマを生かした地域おこしに励む「さかなグルメのまち大船渡実行委員会」のメンバーから地元の魅力や被害状況の説明を受け、議論した。ワークショップに先立ち、大船渡の3人の「サンマ焼き師」がサンマを焼いて振舞った。

参加学生に感想を聞いてみました

齊藤ちえさん(3年)

「復興ってなにやればいいんですか?」、「今の自分に復興ができるのですか?」

そんな疑問を抱きながら今回、大船渡と熊本の共創イベントに参加させていただきました。復興にはいろいろな形あると思います。日本人特有の心「絆」・「協力」・「思いやり」この心がある限り、被災された方への力になると信じています。大船渡と熊本、気候や風土、環境も異なる2つの地域が互いの特産物をアピールするとともに、その活動が復興への力になるのであればと真摯に受けとめて発表させていただきました。

「さんまウォーター」。一見、「どうつながるの?」「どんな味になるの?」「見た目は?」…と会場全体がざわめく発想。素直な気持ちで「大船渡名産のサンマ」と「熊本の美味しい水」を掛け合わせたら面白そうだなと思い提案しました。単純な発想で大変申し訳ない気持ちでいっぱいですが、熊本と大船渡の復興に対する思いやりから生まれたこの企画が今後の活動・支援等に生かされることを期待しております。

大塚誠也さん(4年)

本学で開催された2日間の共創イベントに参加して、熊本と大船渡のコラボレーションで生み出される、「かつてない」製品、サービス、事業の名称と概要を高校生から社会人という幅広い年齢層でアイデアを出し合いました。私がこのイベントで取り組んだことは、とりあえず多くアイデアを出すということです。それは、単語でも文章でも、なるべく多く出すことでより良いアイデアが生まれると考えたからです。しかし、出したアイデアをまとめるワークで行き詰まってしまい、最終的に単語を合わせただけのアイデアとなってしまいました。

2日目はアイデアを具体的にすることで、実現可能なものになりましたが、このイベント内で1番斬新なアイデアには選ばれず、最優秀賞は逃しました。この共創イベントに参加したことにより、1からアイデアを考えることの楽しさや難しさを改めて学べる良い機会になりました。最後に、このようなイベントを全国各地で行うことで、地域間同士の交流がより増えていくのではないかと思います。

櫛野宏樹さん(3年)

私は2日目の参加でした。2日目はアイデアソンとプレゼンの発表がメインで行われました。今回は東北の大船渡市と熊本のコラボ企画であり、大船渡市の名産の秋刀魚と、熊本の特産物のグルメコラボの内容を考える企画でした。私はこの企画を通して、自分達のアイデアを出す事によって東北と熊本の復興に役立てているということが肌で感じ取ることができました。さらに他の班のプレゼンを聞く事によって、自分では到底想像もつかないアイデアがたくさんあることを知りました。アイデアソン自体の面白さにも出会う事ができ、何よりも東北の人達の復興への思いや、願いを間近で直接聞く事ができました。次回からも今回参加した人数以上に多くの人に参加していただき、復興についてもう一度考えてみてほしいと思いました。

最優秀賞チーム「ぎょぎょぎょ」

クマガク賞チーム「マリアージュ」

熊本県賞チーム「フナットアソ」

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