FACULTIES

社会福祉学科(2023年度)

社会福祉学部 第一部

社会福祉学科(2023年度)

学生数:370名(男子49%|女子51%)教員数:12名

学生数:370名(男子49%|女子51%)教員数:12名

高い専門性と、豊かな人間性を備えた福祉の担い手として地域社会に貢献する人材を育てます。

一人ひとりの幸せな人生(=ウェルビーイング)の実現をめざす「社会福祉学」を中心に学びます。
支援する側・される側に分かれていた福祉のあり方を見直し、対等な立場に立って信頼関係を築くための専門知識や技法を身につけます。

学びのキーワード
ウェルビーイングの
実現をめざす

多様な価値観を持つ人々が自らの幸福(=ウェルビーイング)を追求できる共生社会をめざすため、社会福祉学を段階的に学び、「社会的な条件をどう整備していくべきか」を科学的に考えます。社会福祉の観点から個人を尊重し、ソーシャルワーカーをはじめ現代に求められる福祉のプロを育成します。

めざす資格取得に
応じた養成課程

社会福祉士・精神保健福祉士国家資格取得のための受験資格、スクールソーシャルワーカーの申請資格が得られ、専門の教員による試験対策など手厚いバックアップ体制が整っています。講義・実習による学びと経験の積み上げにより、福祉を専門的に研究する学科ならではの考え方と知識が養われます。

実践科学に基づいた
学修メソッド

2006年度から、フィールドワーク学習を重視する「社会福祉入門」を導入しています。このほか、国内外の現場に赴き、地域で暮らす人たちの生活に触れ、生活課題や地域問題を発見・把握する機会を多く設け、社会福祉の現場で応用できる課題解決型思考の修得をめざしていきます。

第一部社会福祉学科の学び
  • 第一部社会福祉学科では、現代社会の諸問題に対処し、地域社会に貢献する社会福祉実践者、行政職員、企業人、起業家を育てます。
  • 将来の活躍の場は、地域の社会福祉施設、医療機関、行政職(公務員社会福祉職)、病院、民間企業、非営利組織などです。
  • 社会福祉の専門知識を身につけ、少子高齢社会のなかで、地域社会に貢献できることをめざします。
資格取得等
社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格取得が可能。
スクールソーシャルワーカー養成課程も。
取得できる免許・資格
  • 社会福祉士(国家試験受験資格)
  • 精神保健福祉士(国家試験受験資格)
  • スクールソーシャルワーカー
    (認定課程修了証明申請資格)
  • 高等学校教諭一種免許状(福祉)
  • 社会福祉主事(任用資格)※2年以上現場経験を積むと、児童福祉司、身体障害者福祉司なども取得可能
  • 司書
  • 司書教諭 ほか
カリキュラム
カリキュラム
カリキュラム

(2022年度入学生適用)●必修 ◎選択必修 ◯選択
このほか、放送大学との単位互換科目や、教職課程に関する科目などがあります。

PICK UP!
加齢と障害の理解

加齢による老化を理解し、福祉サービス利用者のおかれている状況を理解することで、利用者のニーズを把握し、支援に必要な問題を解決するとともに基礎的な知識を身につけます。

PICK UP!
ソーシャルワーク実習指導Ⅱ・Ⅲ

相談援助の意義を理解し、実習指導にかかわる個別指導及び集団指導を通して、相談援助についての知識と技術を身につけ、現場でいかせる実践的な技術を修得します。

ゼミテーマ
  • 黒木ゼミソーシャルワーカーに学ぶソーシャルワーク固有の視点
  • 高林ゼミフィールドワーク(聴き取り調査)による生活問題の把握
  • 中村(俊)ゼミソーシャルワーク事例分析
  • 西﨑ゼミ人権と社会福祉
  • 仁科ゼミフィールドワークにより中山間地域、高齢社会の実態を把握
  • 松本ゼミ少子高齢化の影響と社会保障
  • 横山ゼミケアの本質論とケアを巡る社会問題
  • 森口ゼミ憲法判例・学説から考える現代社会
  • 山口(倫)ゼミスクールソーシャルワークとメンタルヘルスに関するテーマ

※年度により変更になる場合があります。

教養系科目
幅広い「教養」と高度な「専門」教育

幅広い「教養」と高度な「専門」知識の修得を柱に、多様な人々と協力しながら地域や世界の課題に取り組むことができる人材を育成しています。

開学以来、建学の精神である「師弟同行」「自由闊達」「全学一家」を礎とした教育は、知的応用能力だけでなく「総合力」で社会を動かす力を生み出し続けています。

ゼミ現役生×教員
ゼミ現役生×教員
高林ゼミ

被災者の声に耳を傾け生活再建やコミニティづくりの課題・対策を研究

Student’s Voice 「つながるカフェ」をきっかけに被災者のお話を深く聞くことができた

木幡 玲美

第一部社会福祉学科4年鹿児島県/川内商工高等学校出身

「令和2年7月豪雨」の際、人吉でのボランティアに高林先生と参加したことをきっかけに、「被災者ともっと深く関わり、少しでも力になりたい」と考え高林ゼミを選びました。ゼミではフィールドワーク(聞き取り調査)による生活問題の把握を行います。そのなかで被災者のコミュニティ形成と強化を目的に、被災者の方々との交流会「つながるカフェ」を開催。現地に足を運び実際に被災者の方々のお話を聞くことができ、災害に対する理解が深まりました。

Professor’s Voice 一人ひとりの生活の課題に寄り添う姿勢を大切に

高林 秀明

第一部社会福祉学科教授

「地域が教室、住民が先生」という気持ちで、地域に積極的に出向いています。「つながるカフェ」のように被災者の方々との交流を継続するなかで、被災者の声を記録しながら、生活再建やコミュニティづくりの課題や対策について研究しています。ゼミを通し、生活に困っている人たちの声に丁寧に耳を傾け、その背景にある地域の諸問題を把握するとともに、解決策を考えることができる目と心を養ってほしいですね。

時間割モデルケース
増永 慎乃介
ソーシャルワーカーに必要な
実践に役立つ知識と技術を学ぶ

増永 慎乃介

第一部社会福祉学科4年熊本県/大津高等学校出身

児童相談員として子どもたちのために昼夜を問わず働く父の姿を見て、私も福祉について学びたいと思い進学しました。「ソーシャルワーク演習」では相談援助の知識や技術を学べ、具体的な援助の場面を想定したロールプレイができるなど、実習先でも社会でも役立つ経験ができます。社会福祉士の資格を取得し、問題を抱え社会的に困っている人のために働くことが将来の目標です。

増永さんの3年次 春学期授業時間割

 
1   精神科
ソーシャル
ワーク論IV
精神科
ソーシャル
ワーク論Ⅰ
  社会保障論Ⅰ
2     ソーシャル
ワーク
方法論Ⅲ
   
3   文化人類学Ⅰ   ソーシャル
ワーク
実習指導Ⅱ
 
4 高齢者
福祉論Ⅱ
地域社会学Ⅰ 福祉行財政論   ソーシャル
ワーク
演習Ⅳ
5       精神科
ソーシャル
ワーク論Ⅱ
 
卒業生メッセージ
長尾 怜奈
フィールドワークや実習で
得た視点を仕事にいかしたい

長尾 怜奈

第一部社会福祉学科(2022年3月卒業)熊本県/必由館高等学校出身
就職先医療法人 回生会 山鹿回生病院

祖父の認知症をきっかけに、しょうがいなどを抱えた人も、住み慣れた地域で生活できるよう手助けしたいと思うようになりました。社会福祉士や精神保健福祉士の資格を取得できる環境や、フィールドワークで地域の方々と直接交流できることは本学科の魅力です。フィールドワークでは、高齢者と話す機会が多く、その地域が抱える高齢者支援にかかわる課題に気づくことができました。今後は信頼される精神保健福祉士として、地域や社会資源を活用しながら、患者さんやご家族のサポートを行っていきたいです。

就職実績
第一部社会福祉学科は「福祉行財政分野」に強い
  • 熊本市(社会福祉職)(事務職)
  • 嘉島町(事務職)
  • 阿久根市(社会福祉職)
  • (公社)熊本県医師会
  • (福)山都町社会福祉協議会
  • 熊本赤十字病院
  • (福)恩賜財団 済生会熊本病院
  • (医)令和会 熊本リハビリテーション病院
  • (医)相生会 にしくまもと病院
  • (福)白日会 宇土市地域包括支援センター
  • (福)白川園(高齢者施設)
  • (福)宮崎県社会福祉事業団
  • (福)恩賜財団 済生会熊本福祉センター
  • (福)友朋会 障がい者支援施設サニーサイド
  • (福)藤崎台童園(児童福祉施設)
  • (株)熊本銀行
  • (株)鶴屋百貨店
  • (株)熊日広告社

※ 過去3カ年の実績より一部抜粋。