「ホスピタリティ入門セミナー」で上級生たちが登壇し、後輩たちにエールを贈りました
2025.07.25
7月22日(火)、「新1号館 みらい」121教室にて、ホスピタリティ・マネジメント学科の「ホスピタリティ入門セミナー」で、ゼミ活動や海外研修体験、国際交流、学外イベントへの参画など、さまざまな経験を持つ上級生たちが登壇し、発表が行われました。これは、先輩学生の大学生活における挑戦や取り組みを聞くことで、1年生が自身の目標を再確認し、今後の行動に結びつけることを目的に企画されたものです。
はじめに、伊津野範博教授(専門:交通論、物流論)の4年ゼミ生が、日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会が主催する「全国物流ビジネスプランコンテスト」で審査員特別賞を受賞した際の経験を紹介。「日常生活のなかの不便さを見つけ出し、新しいサービスをゼミ生同士で意見交換しながらビジネスプランを構築してきた。そのアイデアが評価されたことで、初めて達成感を味わった」と語りました。発表の最後には、審査員特別賞を受賞したプランをデモンストレーション形式で披露。「大学4年間はあっという間です。いまのうちに多くの経験をし、サービス検定や秘書検定、英検、TOEIC、SPIなどの就職活動にいかせる学びも積んでください」と、後輩に向けて実践的なアドバイスを贈りました。
次に、留学生が居住する国際交流会館でレジデントアシスタントとして活動した2年生の外口翔南子さんと前田琴乃さんが登壇。レジデントアシスタントの業務や、留学生の生活サポートや学修支援を行うなかでの気づきを発表しました。「留学生の質問を通じて、自分の日常や文化を改めて見つめ直す機会となった」と話し、スライドを用いて国際交流センターでの生活や、留学生のために企画したイベントの様子を紹介しました。
続いて、昨年9月に実施された台湾研修に参加した松本歩惟さん(3年)は、国立高雄科技大学での学生交流や企業訪問、高雄市政府訪問などの体験を紹介。現地の文化や人々との交流を通じて、多様性の理解が深まったことを語り、「皆さんには、大学生のうちにたくさんの景色を見てほしい」と力強いメッセージを送りました。
最後に、波積真理教授(専門:フードビジネス)のゼミ生、手島ほのかさん(4年)と3年生2名が「Tokyo Girls Collection ~KUMAMOTO~ 2025」でのケータリングプロジェクトについて報告しました。学生主体で行った企画・運営、企業への出店依頼、当日の対応までを、実際の動画を交えて紹介。ブース内の装飾や提供方法の工夫など、新たなチャレンジが実を結んだことを振り返り、「ホスピタリティ精神をもって動くことで、ゲストに熊本の魅力を伝えることができた。企業との連携の難しさも学べ、自分の成長につながる経験だった」と話しました。
発表後は質疑応答の時間が設けられ、上級生が丁寧に応答する場面も見られました。参加した1年生の女子学生からは、「TGCでのお客様に満足していただくための工夫や、実践的にマーケティングを学べる点がとても魅力的だと感じました」「先輩方のビジネスプランは、利用者・通販業者・宅配業者それぞれのメリットを考え、環境への配慮もなされていて本当にすごいと思いました」といった感想が聞かれました。