卒業記念広告「親バカで、すみません。」

メディア

2020.03.25

本日(3月25日)の熊本日日新聞朝刊4面に、
卒業記念広告「親バカで、すみません。―卒業生は、自慢の子どもたちです。」を掲載しています。

本来であれば、今日3月25日が本学の学位記授与式でした。
式典中止により、対面でお祝いの言葉を述べることはできませんが、
幸田亮一学長からクマガクを巣立つ卒業生へ向けたメッセージです。

 


<全文>

親バカで、すみません。

ただの自慢になるかもしれませんが、今日だけは親バカだと思って許してください。

本来であれば、今日3月25日は本学の卒業式でした。
今年は中止となってしまい、本当に残念でなりません。
代わりにこの場を借りて、私は学長として声を大にして言いたい。

本日、1,011名の若者たちがクマガクから社会へと巣立ちます。
これまでの卒業生からは各界のリーダーや経営トップが多く誕生し、熊本や九州を中心に日本の発展に貢献してきました。
これからの世界は、人工知能やビッグデータなどの活用により、今まで経験したことのない激動の時代へと突入していきます。

しかし、コンピューター化やインターネット化が進めば進むほど、顔の見える「人と人の繋がり」が大切になる。私はそう信じています。
今日卒業する学生の多くが入学直後に3週間の休講を余儀なくされた熊本地震や、今回の新型コロナウイルス騒動のように、自分の力だけでは解決できない問題に人生が翻弄されることもあるでしょう。

だけど、そんなときにこそ、顔を上げて見渡してほしい。
そこには、96,440名のクマガクの先輩たちがいるはずです。

建学以来、78年の歴史のなかで脈々と受け継がれる「同窓生の絆」。それこそが、今日の卒業生たちへ贈る最高の餞(はなむけ)かもしれません。

いままでも、これからも、卒業生は自慢の子どもたちです。
 

卒業おめでとう。 熊本学園大学 学長 幸田 亮一


祝 卒業 ―卒業・修了される皆さんへ―
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