グランプリを受賞した「2020熊日広告賞」の贈賞式が行われました

大学

2020.10.30

 10月23日(金)、熊本日日新聞社が主催する「2020熊日広告賞」の贈賞式がホテル日航熊本で開催され、卒業記念広告「親バカで、すみません。」でグランプリを受賞した本学は細江守紀学長が賞状と記念の盾を受け取りました。

 「熊日広告賞」は、暮らしに生きる新聞広告の開発と育成を目的に1989年に創設されたもの。今回は2019年9月から2020年8月までに、県内広告主が熊本日日新聞本紙や別刷り特集、生活情報誌「くまにちすぱいす」「あれんじ」などに掲載した広告が対象で、「朝刊・夕刊」「生活情報紙」の2部門に寄せられた計148点の応募のなかからグランプリに選ばれました。本学のグランプリ受賞は2017年の受賞広告「絆のベストと45日。」に続き2度目。

 本来であれば本学の学位記授与式が予定されていた3月25日。新型コロナウイルスの影響で式典が中止となるなか、幸田亮一学長(当時)が出演し、卒業生に向けた言葉「いままでも、これからも、卒業生は自慢の子どもたちです」と自らの言葉でメッセージを発信しました。

 贈賞式は、グランプリと最優秀賞を受賞した広告主、広告代理店、制作会社の関係者約20名が出席。熊本日日新聞社の河村邦比児代表取締役社長から各部門の受賞者に賞状と盾が贈られました。

 主催者挨拶で河村代表取締役社長は、本学の広告について「学位記授与式ができないなかで学長の声高らかなエールが、何より卒業生の皆さんへの励ましになり、保護者の皆さまへの勇気づけになったのではないか。(予定されていた式典当日の出稿も)新聞の特性をそのままいかされた作品」と評価。審査員講評では、崇城大学芸術学部の三枝泰之教授から「この広告のメッセージは、大学の設備や授業料など具体的な商品となるものの宣伝ではない。卒業式を挙げられなかった卒業生への学長の想いであり、人と人とのつながりの大切さを表現したもの。結果として“熊本学園大学”としてのアイデンティティとして読者に深い共感を与えている。昨今の大学教育が失いつつある原点を表現できているのではないか」との言葉がありました。

 受賞者を代表し、細江守紀学長は「今年3月の卒業生の多くは入学直後に熊本地震に遭い、卒業時には新型コロナの影響を受け、災害世代とも言えるような学生たちで、4年間、大変な思いをしてきたはず。そのようななか、大学の建学の精神である“全学一家”のもと、支えあいながら卒業を迎えることができたことにメッセージを送りたいという、その想いが伝わっていれば嬉しい」と受賞の言葉を述べました。

 また、本広告は2017年の受賞広告に続き制作を担当した本学卒業生の竹下賢二氏(株式会社アド・パスカル)と、小山田宗玄氏(株式会社ジャム)、小島功至氏(MUDAI)、山口亜希子氏(Y/studio)に最優秀クリエイター賞が贈られました。

 

▼卒業記念広告「親バカで、すみません。」
https://www.kumagaku.ac.jp/news/archives/2484

SHARE: