令和2年度学位記授与式を挙行しました

大学

2021.03.24

 令和2年度の熊本学園大学学位記授与式が3月24日(水)、熊本県立劇場で挙行しました。卒業生数は学部生(第64期生)971名と、大学院の修了生(第32期生)43名の総勢1,014名。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止だったため、2年ぶりの開催。感染症拡大防止のため、卒業生・修了生および教職員の参加に限定し、学部等を2回に分散、時間を短縮して行いました。会場入場時は、密を防ぐため一方通行とし、サーモグラフィーカメラでの検温や手指のアルコール消毒、マスクの着用を徹底。卒業生は前後左右、一席ずつ間隔を空けて着席しました。

 式典は、9時30分に経済学部、社会福祉学部、大学院がコンサートホールで、11時に商学部、外国語学部が演劇ホールで開式。学生歌斉唱は全員が起立し、心のなかで唱和したあと、細江守紀学長から各学部・大学院の代表に学位記、優秀者へ高橋賞が授与されました。

 細江学長は告辞で、「予測することが非常に難しい不確実な社会において、絶えず学びの姿勢を持ち、新しい動きにアンテナを張り、果敢に学び取るようにしていただきたいと思います。また、自分の感性、個性を羅針盤として皆さんはこのグローバル社会、デジタル社会に立ちむかい、学びとともに自分の感性へのこだわりをもって、実社会に飛び込んでください。伝統ある熊本学園大学の同窓生であることに誇りを持ち続け、社会のさまざまな分野で個性を発揮しながら大きく飛躍されることを祈念します」とエールを贈りました。

 また、卒業生・修了生総代として、経済学部リーガルエコノミクス学科の中田大さん、商学部ホスピタリティ・マネジメント学科の可兒明日香さんが各式典で登壇し、謝辞を述べました。中田さんは、「私たちは受験期には熊本地震、就活期にはコロナ禍と節目節目に困難を乗り越えた経験があります。この経験はかけがえのないものであり、これから待ち受ける困難に打ち克つ自信となります。熊本学園大学で培った学びの精神を糧に、それぞれの道で社会に貢献出来る人材となれるよう、卒業生、修了生一同、日々精進して参ります」、可兒さんは、「私たちが歩んでいく社会は、大きな変革期のさなかにあり、日本だけでなく、世界を取り巻く環境も、日々凄まじいスピードで変化しています。昨今の新型コロナウイルス感染症の世界的流行のように、未曽有の事態が起きる予測不能な時代であり、これまで以上の困難が待ち受けているかもしれません。しかし、どんなに困難な状況でも、柔軟に対応して私たちは生きていかなければなりません。一人の人として自分らしく生きるためにも、この大学で培った学びや経験を糧に日々努力を重ねてまいります」と力強く述べました。

 式典後、卒業生は大学の各教室へ移動し、学級主任らから一人ひとり学位記を受け取りました。また、学内2箇所に第一部学生自治会が企画したフォトブースが設置され、恩師や友人と写真を撮るなど、別れを惜しむ姿が見られました。


 本式典への出席を心待ちにされていた保護者の皆さま、都合により出席が叶わなかった卒業生・修了生の皆さまへ、大学から贈るメッセージ動画やギャラリーなどのコンテンツを公開しています。ぜひご覧ください。

SHARE: