商学部「熊本SDGs経営実現プロジェクト」の一環で㈱鶴屋百貨店を視察
2022.07.19
7月13日(水)、商学部と熊本商工会議所が産学連携で行っている「熊本SDGs経営実現プロジェクト」の一環で、嶋田文広講師(専門:キャリアデザイン)の3年ゼミ生8名が、株式会社鶴屋百貨店を視察しました。このプロジェクトは、商学部池上恭子教授(専門:財務管理論)、 足立裕介准教授(専門:中小企業論)、嶋田講師の3年ゼミ生42名が、県内企業のSDGs(持続可能な開発目標)経営※の推進を図る産学連携プロジェクトとして2021年10月より進めているもので、学生ならではの課題発見力や柔軟な発想をいかして、熊本商工会議所会員企業の SDGs 経営の有効事例創出につなげることを目的としています。2022年5月末に学生と参加企業9社が集まり、キックオフミーティングを行い、その後参加企業と学生で打ち合わせを重ね、7月は学生たちが各企業を訪問し、企業が抱える課題や事業内容、現在行っているSDGsへの取り組みを理解し、今後のアイディア創出にいかしていきます。
この日行われた視察では、同百貨店商品本部商品統括部の益田高明次長と業務部企画グループの西花知子氏と一緒に、百貨店にテナントとして入っている化粧品店や寝具店、食料品店などを視察。各店舗が行っているSDGsへの取り組みについて説明を受けました。スキンケア商品や化粧品を扱う「Cosme Kitchen」では、「リサイクルキッチンプログラム」と称して、使用済みのプラスチックやガラスの空き容器を回収する取り組みを実施。その他にも海洋プラスチックごみから生成される100%リサイクルポリエステルバック「SUSTAINABAG」を販売するなど、環境保全に配慮した取り組みを行っています。
また、同百貨店では館内に保育園を設置して、社員が安心して働ける職場環境つくりにも取り組んでいます。
学生たちは、各店舗を見て回りながら、終始メモをとり、それぞれの取り組みの経緯などを積極的に質問していました。
最後は、キズがあったり完熟したりして商品として売り物にできないフルーツを、SDGsの取り組みとしてミックスジュースとして販売している「フルーツJ」の商品を試飲。フレッシュなジュースを味わいながら、来年1月に提案する同百貨店へのビジネスプランの策定に向けて話し合いました。
※SDGs経営・・・”SDGs17のゴール”の視点を経営に取り入れ、収益構造の確立をめざすもの