ホスピタリティ・マネジメント学科波積ゼミの学生が、熊本農業高等学校の生徒の商品開発をサポート

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2023.11.06

 ホスピタリティ・マネジメント学科の波積真理教授(専門:フードビジネス)の2年ゼミ生14名が、熊本農業高等学校農業経済科の生徒たちと共同で米油を活用した商品開発に取り組んでいます。これは、熊本農業高校における三者連携による共同教育プログラムをきっかけに、同校が取り組む「川尻活性化プログラム」への協力の一環として実施しているもの。9月に行われた第一弾の共同開発では、米油を活用したスノーボールのパッケージデザインなどを提案しました。

 今回は、同校が育てている野菜や川尻の特産野菜を使った野菜チップスの商品開発に取り組んでおり、学生たちはこれまでポジショニング分析(※)から商品のアピールポイント、価格帯などを提案。10月18日(水)にはゼミ生2名と同校の米油普及班の5名の生徒が、野菜チップスの試作に臨みました。試作には川尻のアンテナショップで販売されている野菜を使用。学生たちは生徒たちと野菜の厚みや大きさを相談しながら試作を行いました。米油の特性を知るために、サラダ油と比較し、質感や味の違いを確認し、作業の時間配分など実際の販売を想定した手順なども考えました。

 ゼミ生の鎌田彩弥加さんは、「野菜を薄く切ることと時間配分が課題。パッケージについても生徒さんたちとzoomを活用して検討を進めている。前回のスノーボールの時は商品がうまくPRできなかったことが課題になったので、その反省をいかして頑張ってほしい。今日の試作を通して良い点・悪い点を考え、これからも力になれることがあれば一緒に頑張りたい」と話しました。

 今後は、高校の文化祭や川尻地区のイベントなどで新商品の販売を予定しています。


※ポジショニング分析・・・商品特性や消費者の知覚について競合商品と比較・分析することで、市場内における競合商品と自社商品の相対的な位置や商品の強み・弱みを把握すること

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