商学部「ベンチャー起業論」でビジネスプランを発表

大学

2024.02.13

 1月26日(金)、14号館1411教室で商学部「ベンチャー起業論」の最終講義が行われ、受講生によるビジネスプラン発表会が開催されました。この授業は、2年生以上を受講対象とし、起業に必要な知識を、座学(7回)、ゲスト講義(3回)、グループワーク(ビジネスプラン策定)(5回)の3 本柱で学ぶ科目で、XOSS POINT(熊本市)および熊本日日新聞社との連携事業として行われ、67名が受講しています。
 この日行われた最終発表会では、株式会社しびっくぱわー代表取締役社長の堀下恭平さんがコーディネーターを、日本政策金融公庫熊本創業支援センター上席所長代理の金子尚弘氏と、株式会社サーキュライフ代表取締役の川原剛氏がコメンテーターを務めるなか、10グループが大学から提示されたビジネステーマに基づいて練り上げてきたビジネスモデルを発表しました。
 各グループ5分ずつの持ち時間で行われた発表では、農業や漁業などの一次産業の活性化にまつわる提案や、観光をいかした地域創生に関する提案、さらにはSNSやAIなどのテクノロジーを駆使した提案など多岐にわたるビジネスモデルの提示が行われました。「人吉の魅力体験ツアー」を考えたグループでは、新八代駅から観光地を回りながら人吉に向かう案を発表。人吉に到着後はオリジナル焼酎や陶芸作りを体験してもらうなど、若者にもお酒、陶芸の良さを発信する機会を作り、地域復興へ貢献してもらうツアープランを提示しました。
 10グループの提案を受けて、金子氏と川原氏からそれぞれ優秀賞を選出。金子氏からは、観光から食事、宿泊までの予約・支払手続きを一括して代行してくれるアプリを提供する「旅行計画代行サービス」が選ばれ、川原氏からは「人吉の魅力体験ツアー」が選出されました。最後に講評で金子氏は「素晴らしいプランを作ってくれて驚いている。存在するニーズを捉えた提案ばかりで、ぜひ実現まで取り組んでほしい」と述べ、川原氏は「全体的に価格設定が安すぎると感じた。融資を受けるためには利益を生まないといけないので、自信を持って価格設定をしてほしい。価格に見合うだけの顧客の満足度を得られるようにすれば問題ない」と学生たちにアドバイスを送りました。

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