商学科吉川ゼミの学生が「天水みかん商品開発プロジェクト」の成果発表会を行いました
2025.02.19
2月10日(月)、商学科の吉川勝広教授(専門:マーケティング論)のゼミ3年生19名が、玉名市天水市民センター(玉名市天水町)で「天水みかん商品開発プロジェクト」の成果発表会を行いました。これは、玉名市天水町の認知度やイメージの向上をめざして、同ゼミが玉名市、玉名市天水地区地域おこし協力隊や地元事業者と連携し、2024年3月から取り組んだプロジェクト。特産みかんを活用した商品開発と販売会などの取り組みを同町の方々に報告するために行われたもので、同ゼミの2年生10名も参加しました。
学生たちは3グループに分かれ、地元事業者と協力してビスコッティなどみかんを使用した3種類の商品を開発。価格設定やパッケージデザインの考案、SNSを活用したプロモーション活動を行いました。各グループごとに11月下旬から12月初旬にかけて「白川夜市(熊本市中央区)」や農産物直売所「郷〇市(玉名市天水町)」、さらに「草枕温泉てんすい(玉名市天水町小天)」で販売し、顧客調査を実施しました。
成果発表会では各グループが登壇し、商品開発の経緯や販売会での顧客調査の結果を発表。取り組みの振り返りや課題の整理を行い、解決策を提案しました。発表後、地元事業者や玉名市職員からは「みかんを活用した商品の需要についてさらに検討すると良い」といったアドバイスや、「販売会での接客が素晴らしかった」といった評価の声が寄せられました。また、他のグループの学生や2年生からも積極的に質問があり、ゼミ生たちはそれぞれの実施内容や検討事項にもとづき回答していました。
発表会後には、各グループごとに次年度以降のプロジェクト発展に向けた検討会を実施。商品の認知度向上や付加価値の創出、特産品のみかんをPRするための拠点づくり、低コストでの販売戦略などについて意見交換を行いました。本プロジェクトは現2年生へと引き継がれ、2025年度も継続して実施される予定です。