商学科吉川ゼミによる天水みかんPRプロジェクトが始動

学び

2025.09.03

 商学科吉川勝広教授(専門:マーケティング論)のゼミによる「天水みかんPRプロジェクト」が始動しました。吉川ゼミは昨年から、玉名市天水町の地域活性化をめざし活動しています。今回も、玉名市、玉名市天水地区地域おこし協力隊、地元事業者と連携しながら、特産のみかんを活用した新商品の開発や販売促進に取り組んでいます。

 第2期生となる3年生ゼミ生は、5月から農産物直売所や地元事業者を訪問し、現状把握を実施。活動は「右田柑橘チーム(菓子開発)」、「草枕温泉チーム(みかんアイス開発)」、「郷〇市チーム(直売所活性化)」の3チームに分かれて進められています。

 8月26日(火)にはゼミ生14名が天水町を訪問。今年度は、地域おこし協力隊のつながりにより、青山学院大学中邨ゼミの学生4名も活動に加わり、首都圏での物産販売を視野に入れた取り組みも始まりました。

 「右田柑橘チーム」は、バレンタインシーズンを見据えたお菓子の商品開発に挑戦。1期目の課題を踏まえ、受注販売方式によって流通コストやロス削減を図りながらターゲットを絞った販売戦略を検討しました。

 「草枕温泉チーム」は、みかんアイスの販売数を増やすとともに、異なる品種を使ったシリーズ展開を模索。事業者の協力のもと試作品を試食しながら意見交換を行い、地元農家からみかんの品種や今年の生育状況について学びました。

 「郷〇市チーム」は、農産物直売所「郷〇市」を再度視察し、商品の品ぞろえや立地条件を確認。職員からの「売り場を盛り上げてほしい」という要望を受け、首都圏で天水町の物産品の販売促進を検討する青山学院大学の学生とともに、来場者や物産販売数増加の方策について意見を交わしました。

 吉川ゼミでは今後も、地域の特産品を活用した商品の開発や販売促進を実践し、地域の魅力発信と活性化に取り組んでいきます。

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