商学部「地域とスポーツビジネス」で社会課題解決のためのアイデアを提案

学び

2026.01.26

 1月21日(木)、14号館1階1412教室において、商学部「地域とスポーツビジネス」(担当:池上恭子教授、角田幸太郎非常勤講師)の履修生約80名が、プロサッカークラブ「ロアッソ熊本」を運営する株式会社アスリートクラブ熊本 マーケティング部部長の古賀亮氏、営業部の山内彗氏に対し、社会課題解決に向けたアイデア提案を行いました。これは、昨年11月20日に実施されたゲスト講義において、山内氏から提示された、Jリーグを活用した社会貢献活動「シャレン!※1」に関する課題で、「自分自身が気になり、取り組んでみたいと思える社会課題」というテーマに対し、約2カ月間にわたり検討を重ねてきた成果発表の場として実施したものです。

 当日は受講する約80名の学生が9班に分かれ、それぞれが取り組んできたアイデアを発表。学生ならではの視点で考察した具体的な提案が示されました。

 「ロアッソ熊本×食品フードロス」をテーマに発表した班は、生産量が日本一を誇る熊本県産のトマトとスイカの規格外品の廃棄量の多さに着目。これらの食材を活用し、冬はミネストローネ、夏は冷凍スイカとして販売することを提案しました。J3に降格したロアッソ熊本の「J2復帰」と、チームカラーである赤に、トマトとスイカの色を掛け合わせ、「再生の赤キャンペーン」と銘打って試合会場で販売する構想を発表。ロアッソ熊本の社会貢献にとどまらず、熊本の農家を支援する持続可能なビジネスプランであると結論づけました。

 また、「古着リユース&フリマプロジェクト」をテーマに発表した班は、衣類の廃棄量が多い点に着目し、試合会場に来場者が不要になった衣類を持参し、それらを会場内でフリーマーケット形式で販売する仕組みを提案。売上金は子ども支援を行うNPOへ寄付し、購入者には購入金額に応じて観戦チケットを割引する特典を設けるなど、社会貢献と来場促進の両立を図る取り組み。これはSDGsにもつながり、また新規ファン開拓に課題を抱えるロアッソ熊本にとっても、フリーマーケット目的の来場者を観戦につなげ、将来的な観戦者数の増加が期待できると発表しました。

 発表を受け、山内氏は「提示した社会課題に対し、しっかりと向き合い素晴らしい発表ばかりで実現したい企画もありました」と講評。古賀氏は「本来、我々が取り組むべき点に気づかせてくれる発表が多く、非常に意義深い内容でした」と感想を述べました。


※「シャレン!」…社会課題や共通のテーマに、地域の人・企業や団体・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して取り組む活動で、地域社会の持続可能性の確保やステークホルダー(利害関係者)の価値の再発見といった効果を生み出すもの。活動を通して、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献している。

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