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クマガクフォーカス KUMAGAKU
FOCUS
「熊本のために」。強い想いを胸に
地域課題解決に取り組み、幅広く活動!
熊本県/熊本マリスト学園高校出身
米﨑 千裕さん
Yonezaki Chihiro
会社経営、国際交流、政治・社会活動…大学生活との並行で多忙を極める
学生であり、社長であり、日米学生会議(JASC)熊本サイトの企画委員であり、自民党学生部・九州ブロック代表、そして企業で実務を学ぶインターンまで同時進行で取り組んでいるスーパーマンのような人物が在籍している。商学科4年の米﨑千裕さんだ。今回は、彼の挑戦の芯にある想いを聞いた。
高校時代、興味本位で参加した課外活動の「起業家教育プログラム(中小企業庁主催)」で、ビジネスプランコンテストなどに挑戦した米﨑さん。その過程で世のなかに貢献したいと自ら会社を立ち上げることを決意し、高校3年生で起業に至ったという。さらに、マーケティングを学ぶために商学科に入学し、現在は、「ビジネス創出」「国際交流」「政治・社会活動」の3つの軸で挑戦を続けている。
「起業は一つの手段です。大切なのは、熊本のために何ができるか」と話す米﨑さん。彼の行動の芯となる想いが生まれたのは、熊本地震がキッカケだったという。「被災し、多くの方に助けていただきました。それから、私自身が熊本のためにできることは何か?を考えるようになったんです」
根本的な課題解決に必要不可欠な持続可能な仕組みづくり
現在取り組んでいることの一つでもある「KAKERA」の活動は、ゼミの活動から生まれたビジネスプロジェクト。農業の現場が抱える「後継者不足」「所得格差」といった深刻な課題の解決をめざしている。生産者をたずね話を聞き、「味は良いのに形が理由で、安く買い叩かれたり廃棄されていたりしていた規格外の果物を適正価格で買い取り、ジュースやシロップなどに加工して販売することにしました」。米﨑さんがリーダーとなり、料理や簿記などメンバーの得意分野をいかしながら商品開発、SNS運用、販売を行った。実際に進めていくなかで、机上の事業計画と現場でのギャップに直面するなど、苦労も絶えなかったと語る。熊本市中央区の白川河川敷で開催されるナイトマーケットの「白川夜市」で開発した商品のテストマーケティングを行い、購買行動を分析し、販売戦略を改善していったという。さらに驚くのはビジネスとして成り立っている点。
「『KAKERA』を自分の会社の事業の一つにしてメンバーにはきちんとお給料が出るような仕組みになっています」。ボランティアではプロジェクトの継続はできない。「持続可能」な仕組みでなければ、根本的な課題解決には至らない。それが米﨑さんの考えだ。

2025年2月、商学部開設70周年記念第1回ビジネスプランコンテストで優秀賞に輝いた
国際交流をとおして育むグローカルな視点
熊本生まれ熊本育ち、熊本を大切に想う米﨑さんの視野は、とにかく広い。「ローカルな視点だけでなく、多様な価値観に触れるグローバルな視野を持ちたいと考えています」。国際交流プログラムも積極的に参加し、2025年8月に開催された第77回日米学生会議では、熊本サイト企画委員として参加者が熊本での研修を最大限に楽しめるよう、会議の推進に尽力した。事前勉強会やファイナルフォーラムではプレゼンも担当。自身の強みをいかし、日米の学生との深い交流をとおして、熊本の魅力を世界へ発信する役割を担った。
それだけに留まらず、2026年2月にはアメリカ・モンタナ州でのショートプログラムにも参加。「英語は得意ではなくて、英単語で会話する程度です」という米﨑さんが選んだのは、語学留学ではなくビジネス留学。約2週間、農業などの現場を視察し、グローカル(グローバル×ローカル)な視野を磨いてきた。

熊本サイトでの本会議では日本と米国からの参加学生総勢70名と一緒に天草・阿蘇でのプログラムに同行
忙しささえも楽しむ学生らしい一面も
「週3日福岡、週4日熊本」という生活を送る米﨑さん。1年ほど前からスタートした「福岡ソフトバンクホークス」でのインターンのためだ。野球をはじめ、サッカーやバスケットなど時間を見つけてはスポーツ観戦を楽しむ米﨑さんが、一番推している「福岡ソフトバンクホークス」。他にも、友人と弾丸スケジュールで旅を楽しんだり、学生らしいキャンパスライフを送っている。
「自分にとってクマガクはいい意味で、課題が少なく自由な時間があるのが魅力。だからこそやりたいことが出来るんです」。この時間をいかすのは自分次第だということ。将来は?と尋ねると、「熊本のために自分ができることを実現していくために『KAKERA』などの事業を継続し広げていきます。これまでのビジネス創出、クマガクの国際交流プログラムで得たグローバルな視野と掛け合わせ、地域社会やビジネスの最前線でリーダーシップを発揮し、新たな価値を創造できる人材をめざします」
(2026年3月取材)
必需品

いつでもピッチ(短時間のプレゼンテーション)ができるように持ち歩いています。「経験」にお金を使いたいタイプなので、パソコン同様、高スペックのものが出ても買い替えなどせず長く使っています。とは言いつつ、前のクリッカーを無くしてしまったのは痛い出費でした(笑)。
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