卒業生
クマガクフォーカス KUMAGAKU
FOCUS
心踊るネイルとおもてなしの心が
アメリカでの活躍につながる
ネイルアーティスト
西本 瞳子さん
Nishimoto Toko
2014年3月
商学部 ホスピタリティ・マネジメント学科卒業
1992年3月、熊本市生まれ。
九州学院高等学校出身。
大学卒業後、アメリカへ短期留学。
その後、さらにアメリカの4年制大学でビジネスを学びながら、ネイルサロンでインターン。ネイル界のレジェンド・ブリトニートーキョーさんと出会い、アシスタントをするようになったことをキッカケに、雑誌やミュージックビデオなどの撮影現場での仕事が増え、現在に至る。
コミュニケーション力を
磨きつづけた学生時代
パリス・ヒルトンをはじめとしたアメリカのセレブリティや、ハイブランドの広告撮影、ファッションショーなどで活躍するなど、ジャパニーズネイルアートを全米に普及する一人として注目を集めているネイルアーティストがいる。それが、本学商学部ホスピタリティ・マネジメント学科を卒業した西本瞳子さんだ。
「昔から漠然とネイルが好きだった」と話す西本さん。中学生のころ、友人とネイルチップに色を塗ったときの「かわいい」という気持ち、そして、高校生ではじめてネイルサロンでネイルをしたときのときめきが、ずっと心のなかにあったという。高校卒業後は専門学校でネイルを学ぶつもりだったところ、母から「大学に行って、もっと視野を広げたら」と勧められ、進学。そこで、もともと旅行会社や広告代理店、テレビ局関係での仕事にも興味があったことから、ホスピタリティ・マネジメント学科を志望。接客やサービス業について学びながら、学外では結婚式やイベントスタッフ、居酒屋などで幅広くアルバイトを経験。「いま考えると、学内外で接客や人とのコミュニケーションについて学んでいたように思います」と当時を振り返る。
変わらない「好き」という気持ち
大学生活と並行してネイルを学ぶ
大学生活を送るなかでもネイルの世界への興味が薄れることはなく、1年次の終わりから、ネイルスクールにも通いはじめた西本さん。3年次からはネイルサロンでのアルバイトをはじめ、多忙な大学生活を送っていたという。友人と遊ぶ暇もなかったのでは?と疑問を投げかけると、「友人とは寝る時間を削って遊んでいました(笑)。大学での4年間があったからこそ、私の根っこにある“熊本が好き”という気持ちが育まれたと思います」
現在も多忙な日々を送る西本さん。年に1〜2回は帰国し、その際には、友人や家族とゆっくりしたり、阿蘇の自然にふれたり、心がリラックスできる時間を過ごし、また多忙なアメリカでの生活に戻るという。
「好き」をつらぬき
夢を叶えに渡米
大学卒業後は、漠然とあった「海外でネイルの仕事をしたい」という気持ちを抱えてアメリカへ。「英会話もままならないし、後先も考えない。若さゆえの決断でした」最初は短期留学からスタートし、ビザの関係から4年制大学に入学。その際も、ネイルサロンにインターンとして通い、着実に夢を叶えていった。
そんな西本さんの人生を大きく変えたのは、ネイル界のレジェンド・ブリトニートーキョーさんとの出会いだったという。2019年に出会い、彼女のアシスタントをするようになったのは2021年から。現場での仕事ぶりや感性が認められ、これをキッカケに、さまざまな雑誌やミュージックビデオの撮影現場でのネイルの仕事につながっていったという。
おもてなしの心は世界共通と
アメリカで実感する
西本さんは現在、サロン勤務のスタイルではなく、広告の撮影現場やファッションショーのほか、顧客の家でネイルをするハウスコールが主。ロサンゼルスを拠点にアメリカ中を飛び回っている。
いつまでも指先を眺めていたくなる立体的なデザインの3Dネイルは、西本さんの得意分野。「自分の好きなデザインを追求していると、それを好んでくださる方が指名してくださるようになってきました」中学生のころに感じた「かわいい」の気持ちは、西本さんの感性として育まれ、現在も育ち続けているのだ。
「大学で学んだおもてなしの心は、いまもいかされています。相手の気持ちを常に考えながら接すること。おもてなしの心は世界共通だと実感しています」。歳を重ねるたびに、そのことに気づく機会が多くなったという。感性とともに、おもてなしの心で接する西本さん。その魅力にふれた人々の間でクチコミが広まり、いまの仕事につながっていったのだろう。
アメリカでの生活も長くなり、さまざまな人に出会ってきた西本さん。「いま、アメリカでネイルの仕事を続けられるのは、当たり前ではなく、これまで出会った人たちのおかげ。常に感謝しています。だからこそ、ネイルの技術を磨きながら、人間的にもレベルアップして、ブリトニーさんが私にくれたように、人にチャンスをあげられる人になりたい」と話してくれた。
「学生のみなさんは、やりたいと思ったことに思いっきり挑戦してみてください。なんとなく過ごしている日々も、将来の新しいスタートにつながったりすることもあります。人生に無駄な時間は一つもなく、あの経験がいまの私を支えているんだと気づく瞬間が増えていきますよ」
(2026年3月取材)
Memorial photo
在学中の西本さん(写真 右)。同じホスピタリティ・マネジメント学科の仲良しメンバー
ゼミの帰りに本学銀杏並木でジャンプ!
大学時代、熊本でネイルスクールに通っていた頃の作品
パリス・ヒルトンにネイルを施している様子。他にも、歌手のキム・ペトラスや日本人ではタレントのローラもお客さま
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