在学生
クマガクフォーカス KUMAGAKU
FOCUS
支えてくれた人々への感謝を力に
―プレッシャーを乗り越え全国に挑む
商学科 3年
熊本県/慶誠高等学校出身
中野 瞳さん
Nakano Hitomi
家族の背中を追って始めた卓球、苦難を糧に掴んだ九州の頂点
父と兄の影響で小学校4年生のときに地域の卓球クラブに入り、競技を始めた中野さん。熱心に練習に打ち込み、高校時代には全日本卓球選手権に出場するまでの実力者へと成長を遂げた。
大学進学にあたっては、当時、将来の実業団入りを見据えたなかで銀行が実業団チームを保有していると知ったことに加え、高校の授業で地域を支える金融機関の仕事に興味を持ったことから、本学商学部への進学を決意。入学後は卓球部へ入部した。
大学の競技レベルは高く、技術の向上や戦績維持へのプレッシャーから自分を追い込んだ時期もあったという。しかし、家族や高校時代の指導者、チームメイト、そしてOB・OGに支えられ、「結果で恩返ししたい」と再び前を向いた。その言葉どおり、2025年の第76回全九州学生秋季卓球選手権大会では女子ダブルスで優勝、翌2026年の第77回同春季大会ではシングルス優勝するなど見事な実績を残している。
苦手だったバックハンドを徹底的に強化し、試合を制する武器へと進化させた。
感謝の想いを胸に、インカレベスト16と文武両道へ挑む
「卓球は技術だけでなく、戦術の組み立てやメンタル管理も求められる奥深いスポーツです」と語る中野さん。「対戦相手を分析し、試合を勝ち抜くための技術向上のため、自ら練習を考えてやり込んだ分、厳しい局面を乗り越えて目標を達成した瞬間の喜びは何物にも代えがたい」と笑顔を見せる。
今後の大きな目標は、インカレでのベスト16入りと、さらに全国でのランキング入りだ。一番苦しい時期を支えてくれた人々へ、日々のひたむきな取り組みと最高の結果で恩返しすることを強く心に誓っている。
卓球で培った精神力や思考力を学業にもいかし、「大学生活全体をとおして文武両道を高いレベルで体現したい」と語る中野さん。支えてくれた人々への感謝を力に変え、これからも全力で挑み続ける。
(2026年7月取材)
必需品

高校時代から先輩や仲間、他校の後輩などからもらった応援の手紙をラケットケースに忍ばせ、今も力に変えている
