Message from the President

Ryoichi Koda

地域に支えられ発展してきた伝統を継承し、地域社会をリードする大学へ
 熊本学園大学は、創立から70 年以上の歴史を重ね、5 学部12 学科、大学院5 研究科をもつ文系総合大学へと進化をとげました。「師弟同行」「自由闊達」「全学一家」の建学の精神のもと、地域に根ざし、ともに学びながら、社会の発展に貢献できる人材を数多く輩出してきました。
 近年、私立大学、とくに地方私立大学は、少子化が進展するなかで厳しい時代を迎えているものの、それを乗り切るヒントが本学の歴史のなかに隠されています。
 歴史研究者の目からみて、本学は地域に支えられて生まれ発展してきた大学だとあらためて思います。1942年の東洋語学専門学校は、立田山の山裾を教職員が力をあわせて切り拓いたことに始まります。その後、高橋守雄先生や石坂繁先生など、熊本市長経験者が本学の大学運営に深く関与されています。近年は、水俣学の研究拠点として国内のみならず海外にも知られるようになってきました。このように、地域に支えられて発展してきた本学は単なる私学とはいえず地域立大学と言えます。この伝統をさらに継承し、地域社会との繋がりを密にし、その役割を高め、地域に不可欠の大学であることを多様なかたちで発信していきたいと思っています。
 さまざまな課題に真摯に対応し、社会的ニーズを再確認し、そのニーズに応えるための学内資源を大いに活用し、教職員の力を結集することにより、地域社会をリードする、本学の新しい時代を切り拓いていくことができると確信しています。

「熊本ナンバーワン私学」として、学都熊本の発展に貢献
 建学の精神を堅持しつつ、本学の存在意義を再確認し、4年後には規模だけでなく質的にも熊本ナンバーワン私学としていっそう存在感を増し、さらに九州においても代表的な私学のひとつとして内外に名前を知ってもらいたいと思っています。そのためには、教育、研究、地域、国際というキーワードがとくに大切だと考えています。
 教育面では、全学ならびに各学部・学科の目標を再確認し、開設科目間の連携を強化し、質の高い教育サービスを提供することに努めます。それにより、熊本ならびに九州の経済界や自治体に有用な人材を送り出します。研究面では、九州における文化系を中心とする研究拠点大学としての地位を確保し、研究成果を積み上げるとともに、学際的研究を含めて全国レベルの研究を内外に発信します。
 地域貢献としては、商学・経営学、経済学、外国語・国際文化学、社会福祉学・保育学の分野で、教員と学生がさらに深く地域に入りこみ、地域活性化に貢献できる仕組みをつくります。国際交流に関しては、本学が蓄積してきた伝統を継承しつついっそうの国際交流をすすめます。さらに大学コンソーシアム熊本を通じて、学都熊本の発展に貢献したいと考えています。

知の喜びを提供し、学生の夢を叶える最大限のサポートを
 学生の皆さんには、ヒト・モノ・情報の宝庫である熊本学園大学を利用し尽くす気持ちで4年間を過ごして欲しいと思います。私たちは「知の扉を開く」楽しさと面白さを提供し、皆さんの夢や目標が達成できるようにしっかりサポートしますので、大学を信じて努力してください。
 そのためには、4年間を通じてよい習慣を身につけることが大切です。勉学とサークル活動、アルバイトをバランスよく組みあわせつつ、最重点は勉学であることをしっかり頭にいれて、毎日こつこつと努力を積み重ねてください。それが「知識社会」の21世紀を生き抜く土台となります。
 そして、4年間充実した学生生活であったと満足して卒業し、本学のスクールカラーである、明るく元気で自分で考え判断できる人間として社会に出ていって欲しいと思っています。卒業後も、母校は皆さんの将来を見守っていますし、全国9万人を超える同窓生は心強いネットワークとなってあなたたちを励ましてくれることでしょう。

Ryoichi Koda
President